「訪問看護に興味はあるけれど、どのステーションを選べばいいのか分からない…」
そんな悩みを抱えている看護師さんは多いもの。転職での職場選びは、その後の働きやすさやキャリアに直結します。
特に訪問看護は、病棟勤務とは違い“自分に合ったステーション選び”がとても重要。
この記事では、未経験でも安心して働ける訪問看護ステーションの選び方を、現場目線でわかりやすく解説していきます。

なぜ「ステーション選び」が重要なのか?
訪問看護は、自分のペースで働けたり、患者さんとじっくり関われたりと、やりがいのある仕事です。
しかし、実際にはステーションごとに働き方や人間関係、教育体制、訪問件数などに大きな違いがあります。
「せっかく転職したのに、思っていた職場と違った…」という失敗も少なくありません。
だからこそ、事前の情報収集と、“選ぶポイント”を押さえることが重要です。

働きやすさは「1日の訪問件数」で決まる
訪問件数が多すぎても少なすぎても、働きにくさの原因になります。
件数が多ければ体力的・精神的に負担がかかり、逆に少なすぎると収入が不安定になることも。
例えば、1日4件と7件では、移動時間・記録・休憩の取りやすさが大きく違います。
面接や見学の際には、必ず「1日の平均訪問件数」を確認しましょう。
教育体制の有無は必ずチェックすべき
未経験から訪問看護に挑戦するなら、教育体制が整っている職場を選びましょう。
「未経験歓迎」と書かれていても、実際にはフォロー体制が薄い職場も存在します。
- OJTがあるか
- 独り立ちまでの期間
- 業務マニュアルの有無
これらを事前に聞いておくことで、入職後のギャップを減らすことができます。
訪問看護に特化した転職サービス【在宅医療支援機構】面接時には「未経験の方はどうやって一人立ちしていますか?」という質問が有効です。

オンコール対応の実態は入職前に確認
オンコールの有無・頻度・手当は、事前に確認すべき重要ポイントです。
夜間呼び出しがあるかどうか、どれくらいの頻度で発生するのか、手当がつくのか──働き方や家庭との両立に大きく関わります。
例えば、
- 週1回オンコールあり
- 呼び出しは月1回程度
- 手当は1回3,000円
など、運営方針はステーションによって異なります。
見学時にチェックすべき5つのポイント
求人情報や面接だけでは、実際の職場の雰囲気はなかなか伝わりません。
見学の機会がある場合は、以下の点に注目しましょう。
- スタッフ同士の声かけや雰囲気
- 訪問車や自転車など移動手段の管理状況
- オフィスや記録スペースの整理整頓
- ICT活用(タブレット or 紙?)
- スタッフの笑顔・挨拶・清潔感
実際に働く自分の姿を想像できるかどうかがカギです。体験同行できるかも聞いてみましょう。

スタッフの定着率から“働きやすさ”を見抜く
スタッフの勤続年数や離職率は、職場の雰囲気を知るヒントになります。
定着率が高い=働きやすい職場の可能性が高いです。
面接で聞くべき質問例:
- 「スタッフの平均勤続年数は?」
- 「直近で何人辞めていますか?」

まとめ|自分に合うステーションを選ぶために
訪問看護への転職では、「求人内容」だけでなく、「見学」や「面接での質問力」も重要です。
この記事でご紹介したポイントを押さえて、納得できる職場選びを進めてください。
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